業務系プログラマーは、企業や組織が抱える問題に対し、業務を円滑に進めるためのプログラムを開発する役割を担っています。主な仕事内容は、設計書に基づいてコードを書くことです。必要となるプログラムのコードを記述し、正しく動作するシステムを開発します。コードの記述は単調に思えるかもしれませんが、その中には多くの工夫や最適化の余地があるものです。どうすれば効率的にプログラムが動作するか考えることが、業務系プログラマーの腕の見せ所となります。

また、テストも業務系プログラマーの仕事内容の一部です。作成したプログラムが期待通りに動作するか確認するために、さまざまなテストを実施します。単体テストと呼ばれる個々の機能が正しく動くか調べる段階から、統合テストと呼ばれる全体を通した動作確認に至るまで、一口にテストと言っても多岐にわたるのが特徴です。テストで問題が見つかった場合、それを修正するのも業務系プログラマーの役割となります。実際にシステムが導入される前の段階で、可能な限り不具合を排除しなければなりません。

開発したプログラムの保守も、業務系プログラマーの仕事です。一度完成したシステムでも、業務の変化に伴って新たな要件が発生するケースがあるでしょう。その場合には、既存のコードを修正して新しい機能を追加したり、発見された不具合を修正したりします。そのため、業務系プログラマーは最新技術やトレンドにアンテナを張って、スキルアップを図ることが大事です。プログラムを長期間にわたって安定して運用すには、日々の細かなメンテナンス作業が欠かせません。